昨夜、モレティ先生のリサイタルを拝聴しました。プログラムはバッハから始まり2曲のフランス音楽をアルトサクソフォンで、後半はマルチェッロに続き2曲のフランス音楽をソプラノサクソフォーンで。とても繊細なppからボリューム感の凄まじいffまで幅広いダイナミクスと、訴えかけるような音楽性に心揺さぶりました。特にヴィラロボスの「ファンタジア」は生き生きとと楽譜にもありますが、最後まで鮮度が保たれていて本当に驚愕しました。このようなファンタジアは今まで聴いた事は無かったし、また先生のようにこの曲を吹けるようになりたいと思いました。真理子先生のピアノも本当に美しかったです。アンコールのシューベルトのセレナードに涙しました。もうこの演奏を聴けないのかと思っていたら幸い休憩中に買ったCDにセレナードが収録されていて、帰路につくなりCDをかけました。でも、あの時の演奏はあの時だけ。昨日の演奏はちゃんと心の中に置いておこう。
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